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ウイグル民話・泣き山伝説 [20061204]


泣き山伝説


江上鶴也訳 『ウイグル民話集』より


 むかし、クシャン(亀茲)王の妃が女の子を産みました。
 その女の子はシーリンと名付けられ、とても美しく成長しました。
 シーリンの美貌が評判になり、世界中に詩や歌になって広まりました。

 ホータン国のパルファド王子もシーリン王女の噂を聞き、ぜひ会ってみたいと思い、クシャン国を目指して旅立ちました。

 クシャン国王は、シーリン王女を妻に迎えたいと使者を送ってきた者達に、このような条件を出しました。

 「前方に見えている山に千仏洞を造って完成させた者に娘のシーリン王女を嫁がせよう」

 クシャン国王の条件を聞いて、諸国の王子や金持ちの息子達は、みんな失望し帰って行きました。

 ホータン国のパルファド王子はクシャン国に到着してからこの条件を知り、必ずシーリン王女を妻にしてやる、と決心しました。 

 パルファド王子はホータン国で学んだ石工技術を使い、千仏洞を造り始めました。 

 シーリン王女はパルファド王子を一目見るなり好きになって、食べ物や飲み物を運んで上げました。 

 パルファド王子はとても苦労して九百九十九の洞窟を造り終え、最後の一つを造るのみとなりました。 

 ずっと前からシーリン王女を好きだった大臣の息子は、条件を満たすことができなかった腹いせに、魔法使いのおばあさんを使ってパルファドを殺させてしまいました。

 パルファド王子の死の知らせはホータン国民をとても悲しませました。

 悲しみに打ちひしがれたシーリン王女は、パルファド王子の後を追ってこの世と永久に別れました。

 パルファドとシーリンの死を見た山は、耐えきれなくて涙を流しました。

 今日もこの山の『悲しみの涙』は止まることなく流れ続けており、千仏洞のある山の麓は青々としたオアシスに変わってしまいました。

<了>


2006-12-04(Mon) 15:33 民話 | 編集 |
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